ツヤハダクワガタ
ツヤハダクワガタ Ceruchus ligunarius
艶肌の名の如く、漆を塗ったかのような見事な艶を纏う
上翅は深く彫刻が刻まれ、20mm前後と小さいその体のフォルムは正に異形
標高の高い場所に生息し
マダラクワガタ同様、赤枯れの倒木や立枯れに見られる
北海道から九州まで広く分布し
産地によって顎の形状が僅かに異なる。
栃木県以北のツヤハダは原名亜種にあたり
四国・九州の個体群はミナミツヤハダクワガタと呼ばれる
写真の個体は筆者が静岡県で採集した
ミヤマツヤハダクワガタ20mmUP個体
飼育方法は未だに確立されておらず
高標高と赤枯れが重要な要素であると考えられるので
低温で管理し、赤枯れ材を供給できればブリードは可能なのではないか
まるで大きなクワガタを20mmにまで凝縮圧縮してしまったような姿
顎の内側に生える褐色の毛がなんとも素晴らしい